「高配当」なんという美しい響きなんでしょう
自分が働かずとも得ることができる「配当金」がしかも「高い」だなんて
もう嬉しくて飛びつかずにはいられません。
こんにちは!高配当が大好き!不労所得が大大大好きなゴマ夫(@gomaoshigotoya)です!
今回は高配当米国株ETFとしておなじみのHDVの銘柄解説をいたします。
HDVは配当利回り3%超えの高配当ETFです。
HDVはVYMやSPYDと並んで、考慮すべき高配当米国株ETFの一つです。
正式名称は「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」
経費率も0.08%ということで激安!
構成銘柄はエネルギーセクターが多いので、他の高配当米国株ETFと差別化できます。
HDVの3つの特徴
ゴマ夫の実績
2018年の米国株・ETFからの配当金の合計は1476.28USドル・約16万円でした!詳細はこちらの記事からどうぞ⇩
【実績公開】米国個別株・ETFの配当金で年間16万円得る超具体的方法
HDVの概要
まずは概要からチェックしていきましょう!
経費率0.08%
競合する高配当ETFであるVYMは0.06%、SPYDは0.07%の経費率なので大差ありません。おそらくHDVの経費率も下げてくると考えられます。
HDVを提供しているのはブラックロック(BlackRock)社で、世界第2位の資産運用会社なので、このような超低コストでの運用が可能になっています。
ベンチマーク:モーニングスター配当フォーカス指数
米国高配当株で構成される指数に連動するようにHDVは設計されています。
財務の健全性が高く、かつ持続的に平均以上の配当を支払うことができると認められた「利回り上位74社の銘柄」で構成されているのです。
銘柄数は少ない印象があるかもしれませんが、分散としては十分できています。
HDVの上位構成銘柄
AT&T、エクソンモービル、ジョンソン&ジョンソンなどが上位を占めます。
有名企業が軒並み名前を連ねます。
個別株でポートフォリオを組みたい方には定番が揃っている印象です。
HDVのセクター比率
エネルギー、通信、ヘルスケアがトップ3の比率になっています。
これはHDVの特徴といえるでしょう。
高配当株として安定感のある金融、公共事業、不動産のセクターが比較的比率が低いのが特徴です。
この特徴を受け入れられるかがHDVを購入する際の指針になるかと思います。
HDVの配当金実績
出典:SBI証券
- 2016年の1株あたりの分配金が年間で2.70USドル
- 2017年の1株あたりの分配金が年間で2.95USドル
- 2018年の1株あたりの分配金が年間で3.09USドル
配当金は毎年増加しています。
これは嬉しいかぎりですね
HDVのチャート分析
出典:Googleファイナンス
2011年に1株50ドル設定でスタートしました。
現在93.37ドルと順調に株価を上昇させています。
2009年のリーマンショックを経験していないファンドになります。
HDVは不景気に強く、好景気にはそれほど利益をえられないディフェンシブ銘柄を中心にそろえていると言えます。
これから不景気になること予測するならばHDVは選択肢の一つになるでしょう。
HDV・VYM・SPYD高配当株ETFどれを選べばいい?考え方の例
高配当株ETFを検討するならばVYMとSPYDとの比較は避けられません。
他の2つのETFも優秀なのでその特徴を比較することで自分に適した商品が見えてくるでしょう。
考え方としてはこの3つに着目しましょう
- 配当利回り
- 分散度
- 投資セクター
配当利回り重視ならSPYDが良いでしょう。投資セクターにREITを含むことで利回りを上げています。
分散度ならVYMです。ダントツで400社以上の銘柄構成には差がありますね、投資セクターもバランスが良いと感じます。
HDVは他の2つの中間の特性とも言えますし、エネルギーセクタ―重視なので不況に値下がりしづらく、好況の時に少し寂しいという特徴です。
さらにHDVは高配当株式74銘柄で構成されるが年4回のリバランスを行います。
少数精鋭、ながら頻繁に評価して銘柄を入れ替えるので時代の変化に素早く対応したいと思う方には向いています。
これらの特徴よりHDVはVYMやSPYDと差別化できます。
例えば
「VYMの配当利回りで物足りないけど、SPYDのようにREITが含まれるのは微妙だな・・」と思ったならば
HDVとSPYDの両方を保有することで分散性を上げてお互いを補完し合うのも良いのではないでしょうか
関連記事です。
【VYM】バンガード米国高配当株ETFで配当金をガッポリもらおう!
【配当利回り5%超】SPYDは高配当と分散投資を実現する良いとこどりETF
HDVのデメリット
デメリット①購入時の手数料が高い
米国のETFはUSドル建てで購入する必要があるため、買付手数料の他に為替手数料も負担する必要があります。
これに関しては住信SBIネット銀行とSBI証券の連携で手数料を最小まで抑えることが可能です。
さらにゴマ夫は一般NISA枠を活用して買付手数料無料でHDVを購入しています!
USドル建ての資産が持てるのはメリットでもあります。
HDVはSBI証券での購入をオススメしています。
手数料最安!SBI銀行でドル転してSBI証券で米国株を購入する方法
デメリット②構成銘柄はディフェンシブ中心で好景気の影響を受けにくい
エネルギー株や通信株が上位保有銘柄になります。
これらのセクターは不況でも下落しづらい反面、好景気になってもそれほど株価の上昇が見込めません。
高配当株という特性上、安定的に増配を続けてきた企業が選ばれますので、ハイテク企業のような爆発的な成長は考えない方が良いでしょう。
デメリット➂設定されてから約8年リーマンショックを未経験
2011年からの設定ということで、リーマンショックという不況を切り抜けたという経験がHDVにはありません。
金融商品は長い年月を安定的に運用していくことで信用を積み上げていきますので、その点でHDVに手を伸ばすことに躊躇することもあると思います。
しかし、構成銘柄はそれぞれ不況を乗り越えていますので、間接的には実績があると考えることもできます。
ゴマ夫的HDV保有の考え方
不労所得である配当金は精神的な安定を常にもたらす
高配当株からえられる配当所得は「不労所得」という言葉が最も体現できる類のものだと思います。
不動産や副業などで得られる不動産所得や事業所得がありますが、これらを運営するためにはかなりの時間と労力を常に投下し続ける必要があります。
それに対して、高配当株はある程度銘柄の調査をして、保有することを決めてしまえばその後にすることはほとんどありません。
株価が下落した際に売却しないように耐える精神力は必要ですが、ほったらかしておいても定期的な配当金を得られるという希望があります。
HDVは年に4回(3,6,9,12月の月末)に支払われます
会社で辛い日々を過ごすことを耐えられるのも、本当に配当金が入ってくる日を楽しみにできているからかもしれません。
ぶっちゃけ働いて稼いで得た給与よりも、働かずに資産が稼いでくれた配当金の方が額が小さいにも関わらず嬉しいものです。
VYMやSPYDと性質が異なるETFになるのでサテライト投資として使う
ゴマ夫のポートフォリオはVYMというバランスの良い高配当ETFをメインにしているが、配当利回りをもう少し高めたい思っていました。
HDVはエネルギーセクターの比重が大きくVYMとは異なるポートフォリオになっているので分散になると考えています。
HDVはVYMより配当利回りが高いので、HDVをポートフォリオに加えれば全体の配当利回りが上昇するのです。
VYM・HDV・VIG・SPYDを徹底比較【高配当金狙いのETF選択の考え方】
まとめ:HDVを買うべき人はこんな人!
以上までの情報をまとめて、HDVを買うべき人の特徴をまとめました。
HDVはリスクをある程度分散させて高配当を得るには非常に有力候補となるETFです。 ゴマ夫は保有することを決めました! 最後にもう一度HDVの特徴を抑えておきましょう。 HDVの3つの特徴 ゴマ夫はVYMをメインにポートフォリオを組んでいます。 書籍にはHDVを含む各種ETFとの比較も盛り込んでありますので参考にどうぞ⇩
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