引きこもっていたので人と会ってみることにした
ゴマ夫は元々はそんなに友達多くなくて、あんまり自分のことを相談したりしないで、自分だけで考えて自分だけで決断していました。
仕事の話もあまり妻のゴマ美の前ではしませんでした。
「仕事行きたくないなあ」くらいは言ってましたけど、そこまで具体的な内容までは話さなかったんです。
友達にもあまり具体的には言ってませんでした。
そもそもあまり人と話したり、自分の思ってることを伝えるってことが本当に苦手だと感じていました。
仕事中の会議で自分の意見を言うのとかも本当に嫌で、滅多に発言しませんでしたし。
たまに顧客相手にプレゼンテーションしなきゃいけないのも緊張して緊張して辛かったです。
そんなわけで、あまり積極的に人には関わらないようにしていたんです。
でも実際休職して、家に引きこもっている状態が半年ほど続いたんですが。
やっぱりこの状態ではダメだなあという気持ちになってくるんです。
すぐに会社に戻るという気持ちにはなれないけど、
かといって家で子供の世話してるだけでは何も変化がないような気がしました。
やはり外に出て、世の中の人がどんな気持ちで、どのような生き方をしているのかが知りたくなったので、少し外に出てみる気になりました。
具体的には
- 将棋サロンを訪れてみた。
- ボルダリングをやってみた。
- ヨガをやってみた。
- ツイッターで知り合った人に会ってみた。
- 人生相談ユーチューバーに会ってみた。
- ブログ収益化コンサルタントと会ってみた。
これらの行動を取ってみました。
今回は将棋サロンに行った時の話をしようと思います。
将棋サロンを訪れてみた
ゴマ夫は5年くらい前から趣味で将棋をやっています。
藤井総太七段のおかげで今や将棋もブームのようになっていますね。
普段はスマホのアプリを使ってオンライン対戦で知らない人と対戦したりしてます。
あとは一人だけ将棋ができる友達がいて、たまーに一緒に遊んだ時にやるくらいでした。
ゴマ夫の実力はアマチュアの2級くらいなんですけど、一人でやってるだけだと上達にも限界があるなあと思い始めていたときだったんですね。
そこで勇気を振り絞って、近所の将棋サロンを訪問してみることにしました。
将棋サロンは1,000円くらいで一日中いれる
将棋サロン(将棋道場、将棋教室)という場所は、将棋ができるスペースを提供していて、そこに来たお客さん達を棋力(将棋の強さ)を考慮して席主(サロンのオーナー、管理人)が対戦カードを組んでくれるという場所です。
だいたい1,000円くらい払えば1日中いられて、好きな時に来れるし、帰れるし、途中で抜けて飯食ってから戻ることもできます。
初めてサロンを訪れると、まずは受付で名前などを言って登録してもらいます。
棋力はどれくらい?と聞かれたので、わかりませんと答えときました。(スマホアプリでは2級)
そういうと、常連さんと思われるおじいちゃんと一局対戦することになって、棋力を測ってくれることになりました。
だいたいは席主の方と一局対戦して棋力を測定するのが普通らしいのですが、このときは不在だったので、受付の人が常連さんに頼んだということです。
このあたりの客が店に協力している緩さになんとも人情味を感じました。
サロンの中はテーブルとイスが敷き詰められていて、約40枚くらいの将棋盤が並べられていました。その中の1席に座って対戦しました。
ゴマ夫は四間飛車という戦法くらいしかわからなかったので、それをやったんですが見事に負かされました。
いやーとっても緊張しました。
普段スマホばっかりやってると、将棋盤と駒の感触とか雰囲気とは全然違うんですよね。
盤を挟んで人と打つってのは乙なもんです!
その棋力測定でなんとゴマ夫は初段と認定されてしまいました!
<絶対、段位もないよ、だってアプリでは初段には勝てないもん>と内心思ってました。
ということでゴマ夫は自称2級です。
客層はほぼおじいちゃんで埋め尽くされてます。
特に平日の日中に行くとマジで若い人がいない・・・
まあ当たり前ですよね、学校か仕事してる人はこれないからね
ゴマ夫ボロ負けする
棋力測定が終わった後はに、ゴマ夫は4人のおじいちゃんたちと対戦カードを組んでもらいました。結果は・・・
4戦4敗!!
全く相手にならなかった ショボーン
初めてあった人なんで緊張したってのを差し引いてもすごい強い。
こんなに強い人が普通にたくさんいるんだと衝撃を受けましたね。
それに普段スマホばっかりやってると、将棋盤と駒の感触とか雰囲気とは全然違うんですよね。
盤を挟んで人と打つってのは乙なもんです!
それにしても疲労感が半端なかったです、一局30分くらいでやってたんですが、お互い本気でやりますからね、サロンの独特の緊張感とあいまってすさまじい集中力を発揮しました。
ただ、それでもおじいちゃんばかりだとさすがに年の差がありすぎて遠慮というか、やりにくさを感じてしまっていました。
みんなが黙って打つわけじゃなくて、ずっと歌ってたり、下ネタばっかり言ってたり、対戦相手を馬鹿にするような言い方をするジジイもいますからね
そんなことを内心ちょっとやだなあと思っていたのですが、
帰り際に席主(いつの間にか来てた)が声をかけてくれて
「若手だけで集まる会がありますから、よかったらそちらに参加してはどうですか?」
「おお!その方が気楽にできます、ぜひ参加します」
ということで今後はそちらに参加することにしました。
だいたい20代~30代の方が参加してる会だそうで、数回参加しましたが、こちらの方が断然気楽にできました、マナーが良い方々ばかりでした。
みなさん強いのでまだ一回も勝てていませんが、負けた後に質問したりがしやすい環境なので、もっと戦術などを磨きたいと思えるようになりました。
まあ逆に小学生とかとも対戦してぼろ負けしてへこんだりすることもあるんですけどね
とほほ
将棋サロンというコニュニティー
でもこうやって職場以外のところでコミュニティーに所属するということを今までやっていなかったのでとても新鮮でした。
知らない人とはできるだけしゃべりたくないけれど、将棋という共通言語があれば話題はあるし、対戦中は特に話さなくても時間は過ぎていきます。
それに行きたい時だけ行けるのも気楽ですからね、こうやってゆるーく関われる場所を見つけられたことは収穫だったと思います。
あとは以前にも増して将棋の勉強をするようになりました。
将棋って対戦はもちろん面白いんですけど、戦法や定跡を勉強するとさらに面白いんです。
プロの対局を観戦していても面白さが増します。
その勉強方法として一番有益なのが、やはり
戦法を開設した本を読むこと に尽きると思います。
一人で本を読んで黙々と勉強する! これって結構辛かったりします。
ゴマ夫も数冊将棋の本を買ってはいましたが、一冊読み切った試しがありませんでした。
内容が濃いんですよね、ロシア文学を読んでるような感じですよ。
それでもサロンで対戦して負かされて、強くなりたいという欲求が生まれました!
苦手だと思っていたけど有益な本を読むという行動を取るに至りました!
これは自分の中でとてつもない変化でした!
この気持ちを持続させるのはおそらくとても大変です。
すぐ嫌になって辞めてしまうかもしれません。
それでも勇気を出して一歩踏み出して将棋サロンに行ったことで引きこもりの自分に少し変化がでたことを嬉しく思いました。
ちなみに将棋の勉強法はたくさんあります。
・対局する(友達と、将棋サロン、オンライン) ・本を読む(定跡、戦法、詰め将棋) ・プロの対局を見る(NHK、ニコニコ動画、AbemaTVなどに将棋チャンネルあり) ・youtubeなどで将棋動画を見る。
まずはスマホでアプリをダウンロードし適当に遊んでみると面白いですよ。
まとめ:将棋サロンを訪れてみたら少しやる気が出た
とても刺激を受けました!
とりあえず、自分の好きなことを取っ掛かりにして、人と出会って話をしたりするとなにかしら気持ちの変化があるはずです。
別にこれからの人生に対しての答えとかがあるわけじゃないですけど、気分転換程度の気持ちで外に出てみたらいかがでしょうか?
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