株価暴落で配当利回り6%超のアルトリア(MO)【米国高配当株銘柄分析】

title

 

MEMO
2018年~2019年にかけてアルトリアの株価が暴落しています。
配当利回り6%を超える水準になったので、高配当株投資家にとってはかなり魅力的な銘柄になりましたね!

 

こんにちは!先日、Amazon株を売却して、売却益でのリレー投資先を検討中のゴマ夫(@gomaoshigotoya)です!

配当利回り6%を超える連続増配銘柄はなかなかないので、アルトリア株の購入を第一候補と考えています。

果たして株価が下落の中、このタイミングで購入を決断するべきか?を、様々な角度から検証していきたいと思います。

 

この記事のポイント

  • アルトリアの基本情報
  • 株価下落理由と、それでも購入する理由
  • ゴマ夫の投資方針と考え方

 

ゴマ夫の実績

2018年の米国株・ETFからの配当金の合計は1476.28USドル・約16万円でした!詳細はこちらの記事からどうぞ⇩

タイトル 【実績公開】米国個別株・ETFの配当金で年間16万円得る超具体的方法

動画でサクッと理解したい方はこちらをどうぞ⇩

アルトリアの基本情報

Marlboro

 

アルトリア・グループ(MO)は米国タバコ最大手企業です。

  • 紙タバコは「Marlboro」マルボロ
  • 無煙タバコは「IQOS」アイコス

を販売している会社です。

 

アルトリアはフィリップモリスから2008年に分社化しました。

タバコと健康問題は常に抱えるリスクの一つであります。

訴訟リスクを避けるために米国の売り上げをアルトリア、米国以外の売り上げをフィリップモリスになるように会社を2つに分けました。

 

投資家のバイブル「株式投資の未来」の著者のシーゲルも一押しの高配当株戦略には欠かせない銘柄として前身のフィリップモリスを紹介しています。

 

シーゲル本の解説はこちら⇩

【高配当株戦略に必須】ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」をわかりやすく6つの要約で解説

 

連続増配は全身のフィリップモリスから数えると49年連続は驚異的です。圧倒的実績といえます。

 

2019年7月現在では株価は50ドル付近となっており、なんと配当利回り6%を超える水準になっています。

MO価格20190721

参照:SBI証券(2019.7.21時点)

タバコ業界全体にいえることですが、紙タバコから無煙タバコ(電子タバコ)にシフトする流れになってきています。

健康問題や受動喫煙の緩和と喫煙者の欲望を満たすための策ということですね

そして一点注目すべきなのは

無煙タバコ(IQOS)の利益率は通常のタバコより大きいという事実です。

今後無煙タバコの利用率が伸びるほどにアルトリアの売上も上がると考えられます。

アルトリアのメリット

  • 健康問題リスクに対しての対策はしている
  • 49年連続増配は驚異的
  • 2019年7月現在、配当利回り6%超
  • 人の欲望を具現化するたばこ企業は永久不滅感がある

アルトリア株価下落の理由

2018-2019の株価は暴落したといってもよいです。

株価の推移はこちら

2018年11月頃から大きく株価が下落しています。65ドルから45ドルまで急降下です。

MO価格下落

参照:Googleファイナンス(2019.7.27時点)

これはメンソールたばこに関してFDA(米食品医薬品局)が販売禁止の方針を表明したことが要因とされています。

また、電子タバコに関しても今後同様に規制や禁止される動きもある中で、たばこビジネスは厳しいと考える投資家の売りが加速したと考えられます。

 

アルトリアのデメリット

  • 訴訟リスクを常に抱えている
  • 無煙タバコ(電子タバコ)も将来的に規制の対象になるかもしれない
  • 株価が暴落中である

ゴマ夫の考え方と投資方針

考え方

現在は、アルトリアへの期待が下がっているため株価が下落しているわけですが、ゴマ夫の見解はちょっと違います。

そもそもゴマ夫はタバコが嫌いです。吸わないし、喫煙者と同じ空間にいたくないです。

 

でも株式投資となれば話は違うという理由を話します。

 

株式投資は自分の応援したくなるよう事業を行う企業に投資すべきだというのもわかります。

ただ感情の話は一旦置いておきます。(もちろん不正をやる企業は論外。倫理は大事)

 

理論的に考えましょう。

「その株を保有することで利益はあるのか?」

人間の欲求・快楽を満たすものって、体に悪いとかの次元を飛び越えて生活必需品だと思います。

 

ゴマ夫にとってはコーラが当てはまります。

体に悪くても人生に必要なものがそれぞれあるのではないかなと思います。

仕事がしんどくて帰ってきて、1杯のコーラを飲むのは至福の時間です。生きててよかったなと思います。

世界中の多くの人がタバコやアルコールを求めるのは事実です。

 

そして、無煙タバコが伸びれば売り上げが上がるという事実もあります。

法はこれからも厳しくなるだろうけど、電子タバコのような新しいテクノロジーが解決策を必ずだすだろう。

そもそも、投資信託やETF、国民年金で運用される銘柄にタバコ企業も含まれます。

間接的には元々投資しているので、タバコ銘柄が本当に嫌ならそれらも全部やめなきゃならないけど、それは無理

 

VYMなら高配当株に分散投資できるけど配当利回りは3%くらい

配当利回りを上げたいならMOのような配当利回り6%を組み込むのは戦略的にありだと考えます。

 

そして、そもそもタバコ産業への新規参入の障壁は高いことや莫大な投資設備も不要であることで健全なキャッシュフローが維持できると考えられます。

事実、49年連続増配という圧倒的な実績があります。

 

このように、ゴマ夫は考えた結果アルトリア(MO)は買いだ!という結論になります。

 

ゴマ夫の考え方まとめ

  • 人の欲望を満たす商品は未来にも必要
  • 好き嫌いとは切り離して「投資して利益があるのか?」を考える
  • キャッシュフロー・配当実績・現在の利回りを総合するとMOは買いだ!

 

アルトリアとフィリップモリスどちらを買えばいいの?

タバコ

 

さて最後に迷う方が多いと思うことについて語ります。

分社化する前のフィリップモリス株を買うのか?それとも分社した後のアルトリアを買うのか?です。

悩みます。分社化してるだけで、元は同じ会社なわけです。

米国売り上げと米国外売り上げということは両方持っておかないと個人的にも分散にならないのかな?

とか考えてしまします。

 

まずは株価を比較してみましょう。

PMtoMO

参照:Googleファイナンス(2019.7.27時点)

フィリップモリスは既に下落から回復している感がありますね。

 

メリット・デメリットを考えましょう

 

アルトリアのメリット・デメリット

米国は訴訟の国なので、大きな健康被害の訴訟があるリスク

株価の下落から立ち直っていないので、まだまだ下がる可能性はある

配当利回りは6%超

 

フィリップモリスのメリット・デメリット

米国籍企業ではないので、配当金にかかる外国税額が0円

NISA口座で保有すれば税金がゼロになるメリットがある

配当性向が高い → ちょっと無理して配当出してる感がある

これから人口が増えるアジアやアフリカの売り上げも乗っかってくるはず

株価は下落から回復した気配があるが、それでも配当利回り5.3%

 

ゴマ夫の結論:アルトリアに少額投資する!

ゴマ夫の結論としては

まずはアルトリアに少額投資してみることにしました!

 

アルトリアに決めた理由

  • 株価が下がってきており、配当利回りは高い
  • 配当性向としてはアルトリアの方が将来性を感じる
  • 米国以外に関してはポートフォリオにETFを組み込んでいるので問題ない

2019年7月にアルトリア購入に至った経緯

  • アルトリアの株価が下落しており、配当利回りが6%ほどになっていた
  • アマゾン株の売却益を得ていた
  • SBI証券の米国株買付手数料が少額買付でも手数料負けしなくなった
  • VYM中心のポートフォリオなので、全体の配当利回りを高めたかった

このような要因が重なり購入を決断にいたしました!

以下の記事も参考にどうぞ⇩ それでは!

taitle Amazon株を2倍で売却したので理由とその後の対策を解説 タイトル 米国株最低買付手数料がついに0円に!【最安手数料米国株購入方法解説】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です