こんにちは!ゴマ夫(@gomaoshigotoya)です!
2019年7月にマネックス証券が米国株取引の最低手数料を0.1ドルにすると発表すると、追いかけるように楽天証券が最低0.01ドル、SBI証券がついに最低0ドルと競うように手数料を下げた結果、最終的に3社とも最低手数料0ドルになるという米国株投資家にとっては事件ともいえる出来事が起きました。
これで、米国株の少額買付による手数料負けの心配がほぼ無くなりましたので、投資信託派の投資家も米国株やETFへの参入が容易になり、ますます米国株買いは盛り上げを見せるのではないかと思います。
今回は3大ネット証券の米国株買付手数料の最新版をまとめた上で、条件を整理、結局はどこの証券会社を選ぶのがベストなのかを考えてみたいと思います。
こんな方向けの記事です
結論を先に示します
ゴマ夫の実績は2018年の米国株・ETFからの配当金の合計は1476.28USドル・約16万円です。⇩
動画でも解説しています。⇩
目次
米国株最低買付手数料がついに0円に!
「最低買付手数料5ドル(税抜)」という縛りが緩和された
SBI証券・楽天証券・マネックス証券の3大ネット証券がついに動きました。
2019年7月22日からの適用で米国株最低買付手数料がついに0円になります。
ただ、注意点がありまして、あくまで最低は0円にはなりますが、基本的には約定代金の0.45%の手数料がかかるという事実に変更はありません。
いままでの「最低買付手数料5ドル(税抜)」という縛りが緩和されたと考えてください。
要するに、少額での米国株購入時に手数料負けを気にしなくて良くなった!というメリットがあるのです。
わかりやすい一覧表でチェック
3社ともにほぼ条件は同じです。
マネックス証券では1.11ドル以下でないと手数料0になりませんが、正直、手数料0円になるラインを狙う必要はありません。
少額の買付代金の場合でも0.45%は払うつもりでいればOKです。
そして、そもそもNISA口座で購入する場合はSBI・楽天証券では海外ETFに限り手数料無料、マネックス証券なら個別株・ETF共に手数料無料というシステムもありますので、そちらを利用するのもありです。
今までの手数料からの変化を確認
2019年7月21日以前は下記のようなルールがありました。
うん、わかりづらいですね。
で?結局いくらになるんだよとツッコミたくなります。
表とグラフにしてみましたのでこれを見ればわかります。
基本的には手数料は約定代金の0.45%かかるのですが、それでも最低5ドルは手数料とりますよ!というルールが今まではどうしてもネックになっており、気軽に米国株が買えませんでした。
例えば100ドルで米国株を買うとすると、5ドルの手数料を払う事になり、手数料率が5%もかかるという結果になってしまいます。
このような手数料負けを回避するには今までは1回の取引額を「1,110ドル以上で購入すればよい」という状況でした。
2019年7月22日以降はこの「最低5ドル手数料ルール」の撤廃が最も喜ぶべき改定であり
100ドルの米国株を買う場合も0.45%の0.45ドルの手数料で済むよということなのです。
新ルールの一覧表はこちらのようになります。
表とグラフでわかるように1,110ドルを下回る約定代金での買付の場合にもしっかり0.45%が適用されます。
最低5ドルのルールが無くなったことによって、少額での米国株買付が心理的にも行いやすくなったことがわかります。
試しにETFを1口だけ買ってみよう!ということが容易ですね!
そして、もちろん4,444ドル以上で購入することで、手数料上限の20ドルに到達するのは変わらないので、資金に余裕がある方はこのラインを意識して購入しましょう!
SBI証券と住信SBIネット銀行のコンボが最強
以上のようにネット証券3社では手数料が同一で差がありません。
実は他の要素で差がでます。
為替手数料です。
基本米国株の購入の際はUSドルを用意した方が有利です。
日本円での購入も可能ですが、その場合は為替手数料が1ドルあたり25銭発生してしまうのです。
これを住信SBIネット銀行でUSドルを定期買い付けしてSBI証券に入金すれば、為替手数料1ドルあたり2銭以下に抑えることができます。
住信SBIネット銀行で外貨積立を利用した場合の為替コスト一覧⇩
楽天証券とマネックス証券ではこのようなサービスが無いため、米国株買付時の総合コストを考えた場合は
最安手数料で米国株購入するためにはSBI証券を利用するのがベストという結論になります。
具体的な方法はこちらの記事からどうぞ⇩
月に2万円ETFを購入する場合をシミュレーション
では具体的に手数料がいくらかかるのかシミュレーションしてみましょう。
例えば、つみたてNISAで月に33,333円の投資信託を買っているが、もう少し投資資金を捻出できるという人の立場で考えてみます。
あと月に2万円ほど特定口座でETFを買ってみようと思い立ったとします。
住信SBIネット銀行の外貨積立を利用して1日1,000円をドルに両替します。
毎日積立の設定をしておけば、1カ月に20~23営業日ほどあるため、約20,000円程(210ドル程度)を入手することができます。
※毎日積立に設定しても、積立られるのは営業日だけなので、基本的に土日は積立されません。ゴマ夫は毎日2,000円をドル転していますが、土日だった7/6,7には積立されていません⇩
米国高配当株ETFのVYMを買ってみよう
ゴマ夫オススメの米国高配当株ETFであるVYMという商品があります。
現在VYMは1口を88ドルで購入できます。
こちらを2口買うとなると176ドル必要です。
176ドルに対する0.45%の購入手数料は0.79ドルになります。
ズバリ手数料は100円以下です。
今までは最低購入手数料が5ドルだったので、176ドルに対しての手数料率は2.8%になります。
この違いは超でかい!
為替もETFも積立で買えるので、ドルコスト平均法で平均取得価格を均すことができるので、買付タイミングを気にするという作業から解放されます。
(住信SBIネット銀行からドルをSBI証券へ移動させるのだけは手動です。)
心理的にグッドです。
具体的なやることは以下の図のようになります。
VYMについては書籍でガッツリ解説していますので良かったら読んでみてください!
2019年7月22日以降の最安米国株購入方法まとめ
現在は為替手数料の面でSBIが一歩抜きんでていますが、楽天証券+楽天銀行で同様のサービスが今後出てくる可能性はあるとゴマ夫は見ています。
基本はSBI証券と楽天証券の動向をチェックしておきながら最適な米国株投資ライフを一緒に過ごしましょう!
それでは!