ライフプランを立てる上で重要な項目として保険があります!
今回は生命保険は必要か?考えてみることにしました!
結論はゴマ夫には生命保険は不要でした!
遺族厚生年金制度を調査したら、その手厚さを実感いたしましたので他の保険は入りません!
それでは詳細を見ていきましょう!
目次
ゴマ家の家族構成と属性
ゴマ夫は現在、妻と子どもと3人暮らしですが、2019年にもう一人子供ができる予定で、合計4人で今後の生活を予測することになります。
ゴマ夫の死亡率を確認0.068%をどう捉えるか
一般的に35歳の男性が死亡する確率は0.068%=10000人に6人の確率
参照:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life17/dl/life17-06.pdf
さらに健康な人に限っていえばさらに死亡率は下がるはずです。
さてこの確率をどう捉えればよいのでしょうか?
死亡する確率は低いのは確かですが、それでもゼロでない限りは保険は必要な気もします。
これだけでは保険は不要とは言い切れません。
ただ健康な人間が35歳で死亡する確率はとてもとても低いということは念頭に入れる必要がありそうです。
実は3種類ある厚生年金の種類
ゴマ夫は会社員なのでここでは厚生年金のお話をしますが、国民年金も基本は同じです。
会社員にとっての“年金“とは「厚生年金保険」という国の制度のことを指します。
この保険制度を利用して、あらかじめ一定額を積み立てて納付しておくことで、不慮の出来事の際に必要な生活費を手当してもらえる制度です。
学校で詳しく教えてくれませんから正確に制度を理解している方は実は少ないのが現状です。(特に20~30代)
実は年金制度は3種類にわけられて、とても重要な2種類についてはよく知られていないので今回を機に理解しておきましょう
①老齢年金
納付期間などの条件を満たしていれば、65歳以降になると支給される年金のことを老齢年金といいます。
いわゆる“年金”がこれにあたります。
例文:「年金がもらえるかわからないから老後の生活が心配だな」
一般的には年金といえばこの老後にもらえるお金としての認識しかないのですが、以下の2種類が今回のメインテーマです。
②障害年金
病気やけがによって通常の労働ができなくなった場合に支給される年金を障害年金といいます。
例えば「交通事故で歩くことができなくなり、今の仕事が続けられなくなった」と言う場合にはこの障害年金が支給されるというわけです。
障害の程度によって等級が分けられます。
重度の障害なほど支給額は上がります。
③遺族年金
被保険者が死亡した場合に死亡者によって生計を維持されていた妻や子に支給される年金が遺族年金です。
生計者が死亡して急に生活ができなくなってしまっては家族は共倒れです。
そんな不幸を避けるためには必要な年金ですね。
障害年金と遺族年金は非常に重要な年金であるにも関わらず認知度が低いですね。
年齢が上がると実際に自分の親が対象者になることで制度を利用することで初めて認識する人も多いのです。
児童手当
ゴマ夫の場合は2人の子どもがいることになるので、ゴマ夫の状態に関係なく国から児童手当というものが付与されます。
重要な手当なのでここでも触れておきます。
年収制限や子どもの数で各家庭で受け取れる額が異なりますが
子ども2人なら年収の目安が917万円以下の場合であれば子どもが15歳になるまでに一人につき198万円を支給される計算になります。
手当月額 | ||
年齢 | 所得制限未満 (児童手当) |
所得制限以上 (特例給付) |
3歳未満 | 15,000円 | 5,000円 |
3歳以上小学校終了前 (第1子・第2子) |
10,000円 | 5,000円 |
3歳以上小学校終了前 (第3子) |
15,000円 | 5,000円 |
中学生 | 10,000円 | 5,000円 |
ゴマ夫が死亡した時のシミュレーション
前置きは以上にして、実際にゴマ夫が死亡した時を考えてみましょう。
これをシミュレーションしなければ残された家族がいくらもらえるかわかりません!
絶対にやらなければならないでしょう!
厚生年金加入者、平均標準報酬月額が300,000円の場合 遺族厚生年金が受給できる
配偶者+子供2人の場合は 月額13,9421円 年額1,673,048円が 子供が18歳になるまで支給される。
第一子が18歳になる16年間で26,768,768円が受給できる。
この間 児童手当は15歳まですべて預金すれば一人198万円受給できる。
住宅ローンは団信に加入しているため、返済義務がなくなる。
売却すれば少なくとも2000万程度の価値はあると考えられる。
この時点で約5000万円は確保できるため、しばらくは生活費の心配はないと考えます。
ゴマ夫が死亡している場合は、ゴマ夫の父親の死亡時に第一子、第二子に代襲相続が適用されて遺産相続人の対象に含まれる。
なるべく現金を確保したいのであれば、住居は売却して、妻の実家に同居させもらう。
子供たちは妻の母に面倒を見てもらい、妻は正社員として働くことを考える。
妻は現在の生活レベルを維持することは考えずに慎ましやかな生活を送るように努める。
遺族厚生年金の手厚さを実感、プラスアルファでさらに充実
ここまで検討していて、ゴマ夫は遺族厚生年金の手厚さを実感しました。
これ以上の保障は必要ないのではないかと思えるほどです。
さらに確定拠出年金に加入していれば、その資産残高も給付されます。
ゴマ夫は現在、全国共済の総合保障Ⅰ型、月1,000円の掛け捨てを行っており、不慮の事故で死亡の場合は800万円が支給されます。
全国共済の加入は”保険に入っている”という安心感を得るものと位置づけて、入らなくても大した意味はないと考えています。
妻がすぐに正社員になれるような資格を持つことは、夫が死亡するリスクヘッジになる。
そして最後に現在保有している金融資産(預金・株・仮想通貨など)がそれなりにあること
ここまでを総合して出した結論は
生命保険は不要! です。
いかがでしたでしょうか?
あなたも絶対に自分が死亡した時に残された家族に一体いくらのお金が渡るのかをシミュレーションしましょう!